2017-04-10

ITエンジニアのセンスと技術力(1)

ICT(IT)エンジニアに資質というものがあるとするなら、それはどんなものだろうか。

ICTエンジニアは、ざっくりと2つのタイプに分けることができる。
1つは主に直感を働かせ、そこから論理的な問題の解を導き出すタイプ。
もう1つは知識の中から答え見つけて導き出すタイプ。

もちろん、これらのどちらか一方の方法だけでは問題解決の幅に限界があり、そんな人がいたとしてもプロの現場には存在できない。しかし、問題に突き当たったときの最初のアプローチとしてどちらを優先させるか、という考え方の癖のようなものがあって、そこでタイプ分けは可能だと思う。

ところで「直感」というと、ICT技術者に必要とされる論理的思考に相反するのではないか、と考える人もいるだろう。しかし、論理的思考を組み立てるためには度台となる情報が必要で、その最初のアプローチとして問題解決に一気に近づき、効率よく思考するために大切な脳の活動だ。

直感、あるいは勘という脳の働きは、人間の右脳が主に司ると聞いている。この右脳的な思考は一般的なコンピュータの処理能力に換算するととてつもなく大きく、まだまだ真似はできないらしい。
一方、知識を検索するという単純な思考の場合、むしろコンピュータの方が遙かに優れた能力を発揮する。

人間が仕事を行っているのだから、この直感や勘を働かせないのはもったいない。もっと言えば、知識だけに頼る思考はそのうち(いや、一部は既に)コンピュータに取って代わられてしまう。

複数の矛盾する問題を高い次元で一気に解決する、これは創造的思考と言ってもいいが、これを行うには右脳的な脳活動が不可欠だと思う。

人の存在価値が最も高まるのは、この創造的行為ではないだろうか。

(つづく)

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