2018-02-09

身につけるべきプログラマの習慣 その1

上流工程の結果を鵜呑みにしない

特に、ウォーターホール開発で上流から流れてきた結果を盲信すると痛い目に遭うことが(よく)あります。少なくとも、1工程分は遡って、どうしてその結果が導き出されたのかを理解し、検証する必要があります。

怠って一番痛い目に遭うのは自分自身です。

問題の有無さえ考えずに上流工程の結果のまま作業をして、最後にそれが動かないことが判明しても自分には無関係のふりをして自己保身をする人をよく見かけます。

そんな人はいったい何の為に仕事をしているのでしょうか? お金のためだけならもっと儲かる仕事は他に沢山あると思います。
良いものを作って誰かの役に立たないなら、その仕事に意味や価値はありませんし、そんなエンジニアは害悪になるだけ、必要とされなくなります。

体験談

割と最近のことです。

某大手ソフトウエア会社でお手伝いさせていただいたとき、詳細設計以後を担うグループに入りました。既存のシステムや改造点について学んでいく段階で致命的な問題を発見しました。工程の初期段階での発見だったために大事には至らず、設計の一部修正を行って頂くことで回避することができました。
問題はそれを指摘するだけではなく、最善と思われる解決策も併せて上流工程担当に伝えました。このとき、自分はまだ全てを把握&理解しているわけではなかったので、想定される条件によっていくつかの案を提案していました。

僕自身はこれまでにほぼ全行程の経験をしています。しかし、そのこととは関係なく、ICTエンジニアであればそれがどのように具体的に動作をするのか、理解、確認しながら作業を進めることが大切なのだと思います。

言われたとおりにコーディングだけをするプログラマ(コーダ?)は必要とされません。


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